創業相談や開業についてアドバイスする時に、知っておくべきこと、知らないでは済まされない内容・事柄は極めて幅広く多岐にわたります。
でも、多くの業種のすべてを頭の中に入れておくのは、相談・アドバイスを行う私たちにとって大きな負担になります。
と言っても、創業・開業について相談に訪れる方々は、「先生なら何でも知っている。どのようなことを聞いてもすぐに答えてくれるはず。」と考えられているケースが多いのではないでしょうか?
創業、独立支援のツール「独立・開業」業種別解説事典とは?
著者の新居智臣が直接あなたに分かりやすくお話しますので、下記動画をご覧ください。
創業相談や開業についてアドバイスする時に、知っておくべきこと、知らないでは済まされない内容・事柄は極めて幅広く多岐にわたります。
でも、多くの業種のすべてを頭の中に入れておくのは、相談・アドバイスを行う私たちにとって大きな負担になります。
と言っても、創業・開業について相談に訪れる方々は、「先生なら何でも知っている。どのようなことを聞いてもすぐに答えてくれるはず。」と考えられているケースが多いのではないでしょうか?
一方で相談を受ける私たちはというと・・・、
「ちょっと待ってよ、そこまで知らないよ」
「急にあれこれ聞かれても、すぐには答えられない」
「その話は専門外だなあ」
と心の中で思いながら、とにかくやり過ごし、次回の相談までに別途調べた
り、他の専門家に意見を聞いりする場合も多いのでは…。
しかし、2度目のチャンスはない、その場で答えられなかったために、お客様を
逃してしまったといった話もよく聞きます。
電話相談や面談による相談、またセミナーでの質問などの場で、すんなりと多
様な質問に答えることができるかどうかが、信頼を勝ち取るための決め手。
創業・開業関連業務、さらにその後に続く専門分野での業務の受注につなげていくためには、業界、業種別に様々な知識と情報を常に持っておくことが極めて大切です。
本事典は、こうした創業・開業の支援をお仕事にされている方向けに特化して、必要な業界・業種の情報をいろいろな角度から提供することを目的に作りました。
創業・開業支援に関わる士業、コンサルタントの方が、身近な創業、開業の相談、アドバイスに十分に対応することができるようまとめています。
財務・資金調達コンサルタント 吉田 学様
私と新居先生の出会いはもう20年ほど前のことです。中小企業診断士の勉強をご一緒させていただいておりました。私は、残念ながら試験に落ちましたが、新居先生は無事合格されて、その後、中小企業診断士としてご活躍されています。
その頃からの実に長いお付き合いですから、それだけでも新居先生のテキスト『「独立・開業」業種別解説事典』の信頼性は非常に高いものだと自信を持って推薦できます。
実は、同様のテキストや業種別事典なるものは存在するのですが、それらとはある大きな違いがあります!
それは、新居先生が経営コンサルタントとして、起業支援や創業融資支援、自治体の創業融資相談員など、現場の経験を積まれており、その経験が生かされた今回のテキストであるということです。寄せ集めの机上の理論書ではない!ということです。
実際、読んで頂くとわかるのですが、内容がとても具体的であり、よくぞ、これだけの業種についてまとめたなあ~と思います。財務シミュレーションなどは、その典型です。もちろん、すべての開業パターンに100%あてはまる訳ではありませんが、資金計画例や損益計画の例は、とても参考になります。また、業種ごとに、経営効率、たとえば“内外装費の坪単価”などにまで触れており、「さすがっ、実務家!!」としか言いようがありません。
これから創業支援をされる税理士、行政書士、中小企業診断士、そして、私のような民間コンサルタントにとっては、本当にバイブル的なテキストになると思います。実務経験以上のノウハウはないと思いますよ!!
具体的に起業家からご相談がきたら、開業業種について事前に確認しておき、相談を受ける前に『「独立・開業」業種別解説事典』の該当ページを読んでおくことをお勧めいたします。
私もこれからフル活用させて頂きます。
新居先生、有難うございました。
財務・資金調達コンサルタント 吉田 学
税理士 山同 葉子様
「独立・開業」業種別解説事典読ませていただきました。
まず、50業種というボリュームにびっくりいたしました。業種それぞれについて、業界の成り立ちから、業種の内容、顧客の種類、経営のポイント、財務シミュレーションがコンパクトにまとめられていました。
新規のお客様にお会いする前にこちらを読んでおけば、おおよその業務の内容が把握でき、また、ヒアリングするべき事を事前にピックアップできますので打ち合わせがよりスムーズになるのではないかと感じました。
更に、独立・開業に向けて、ワンポイントアドバイスについては、独立・開業の厳しさもしっかり書かれていました。
それは、著者が沢山の方を支援されてきたからこその内容だと思います。
独立・開業したい方にしっかりとした計画の必要性を伝え、現状の把握をしていただき、成功してもらいたいとの思いが詰まっているように思います。
独立・開業を支援する方達にはぜひアドバイスの前に一読いただき、少しでも多くのお客様を成功に導いていただきたいと思います。
税理士 山同 葉子
行政書士 赤沼 慎太郎様
『「独立・開業」業種別解説事典』を拝読し、私としても非常に勉強になりました。
起業支援を行う上で、お客様の業界を事前に理解しておくことは、支援者として最低限の事前準備ですが、幅広い業種をポイントを押さえて把握することは困難を極めます。
私もお客様からのご相談があった段階で、その都度業界研究を行いますが、この事典があれば、まずは押さえておくべきポイントをすぐに知ることができる点で、重宝する一冊になると思います。
この事典の素晴らしいところは、業界の概要や各種データをまとめただけにとどまらず。財務シミュレーションの例を示していることです。
もちろん、あくまでも一例ですので、個別の要素によって変わってくるところはありますが、このような資料は、なかなかありませんので、お客様支援を行う上では、とても貴重な情報源です。
さらに、この事典の特色は、「独立・開業」にフォーカスしているところです。世の中には、業種別の業界情報資料はたくさんありますが、創業フェーズに特化している資料は、一般の資料としてはほとんどないので、この点がこの事典の大きな価値の一つです。
起業支援を行う専門家として、創業計画書の作成支援をする上では、情報源の一つとして一冊持っておくと良いでしょう。
ぜひ、専門家の皆さんに活用して頂けると良いと思います。
行政書士 赤沼 慎太郎
中小企業診断士 古屋 由美子様
『5分で業界チェック!』~コンパクトなのに多面的な便利ツール
未来の経営者や現経営者に会う前にその業界をこっそりチェックするのに最適です。
特に起業相談では、業種も相談内容も多種多様。それなのに、時間に余裕を持って、業界について調べられない場合もあります。
そんな時、この事典は便利です。沿革から業界動向、関係法規、経営のポイントや財務シミュレーションまで掲載されていて、相談中によく出てくる質問を網羅しているんです。しかも50業種も!
また、「ワンポイントアドバイス」は、とても示唆に富んでいます。その切り口は、時流を見据えた展開だったり、業界の穴だったりと、大変参考になりますね。
こんなに充実しているのに、一つひとつの業種が6枚で簡潔。電車の中で読める、ポータブルな助っ人ですね!
中小企業診断士 古屋 由美子
社会保険労務士 魚山 賢一様
私自身が独立開業して10年以上が経ち、新しく独立を目指す方や、開業を志している方へのアドバイスも増えてきました。その際、よく知っている業界であれば直ぐにアドバイスが行なえますが、どうしてもそんな業界ばかりではないため返答に時間を要することが以前からの悩みでした。
今回新規刊行された「独立・開業」業種別解説事典は、まさに初期のアドバイスには最適なものと思います。特に業務内容や業界の動向だけに留まらず、財務シミュレーションが掲載されているのは大いに参考になるでしょう。
人は不思議なもので、独立開業への熱意が高ければ高いほど、冷静な損得勘定が出来ずに、自分に都合のよい計算を行ってしまうようです。そんなリスクを避け、ぜひ前向きな活用を行い独立開業を成功に導いてほしいと思います。
社会保険労務士 魚山 賢一
税理士 今井 真人様
敬愛する友人の、新居智臣さんが作成された『独立・開業業種別解説事典』を読みました。開業指導に幾多の現場を踏んだ、中小企業診断士の新居さんが、腕によりをかけられただけあって、抜群の仕上がりですね。
これを精読すれば、各業種についてのあらましが分かり、開業前の準備や開業後の経営を指導する際の参考になりましょう。
業種ごとの統計データは読みこなすのは一人では大変ですが、競合と市場の動きの解説を読めば、自社(お客様)が打つべき方策をお客様に提案できますね。最後に経営ポイントを見れば、開業計画書作成指導ができます。
何と言っても素晴らしいのは、財務シミュレーションです。『資金計画例』は「私がこの事業で開業するのに、お金をいったい、いくら用意してどう使えばいいのか?」を考える際の強力な支えになるでしょう。
多くの方がこの本を活用され、起業家のお役に立たれることを祈ります。
今井税理士事務所 今井 真人
地方銀行勤務 S.U様
『本事典は、事典であり事典ではない。』なぜなら、開業しやすい50業種について絞込み、その業種毎の経営上重要なポイントを的確に、かつ複眼的に示しているからです。業界動向を表すグラフや業界全体としての課題・問題点なども分かり易く解説されており、業界動向・実態の把握に役立ちます。また、業種毎の財務シミュレーションが示されていることは、これから起業を考えている方々にとって、事業のイメージを認識するのに有効な手段となります。等々のことより、本書は確かに業種別解説事典と言えます。
一方、本事典は非常に読みやすいのが特徴。難しい経済用語などはあえて使用せず、起業を目指している社会経験の浅い若い方も「?」と思うような記載をしない配慮もあります。本文の中では、例えばフラワーショップ業種の解説において、「毎日のロス(廃棄)分をグラフにし、見える化を図る」といった記載がある。これは、売上を重視するだけではなく、利益損失の主原因となるロス管理を徹底する手法を具体的に示しているものです。
また、全50業種において、ワンポイントアドバイス(繁盛への新たな視点)といった項目があり、業種の常識に付加価値を加える筆者のアイデアなどが盛り込まれています。これは、起業を目指す方々だけではなく、既事業者にも大いに参考になります。随所に顧客との関わり方・心構えについての記載もあります。つまりは、本書は事典というよりは遥かにソフトな書物なのです。
私は仕事柄、1,000人近い経営者と面談し、数百の事業計画を目にしてきましたが、いち金融マンから見ても本事典は起業を考える上での素晴らしい書籍です。
起業希望者はもちろん、既存事業者・小規模事業者を支援する立場の士業の先生方やコンサルタント業の方々などへ、自信を持って推薦する一冊です。
中小企業診断士 島 秀樹様
こういうものがもう少し早くあったらなあ。
中小企業診断士として独立して8年になりますが、駆け出しの頃に最も多かったのが、開業相談です。中小企業支援機関に挨拶に行ってから、その紹介で相談を引き受けることが多くなったんです。ベテランの先生方は、クライアントもあり多忙なので、ちょうど良かったんでしょうね。私の方も大した仕事もなく好都合だったんですが、困ったことは相談者の業種が多種多様にわたること。自分の出身であるIT企業の開業だけでなく、夫婦で整骨院とエステを同時に開業させるといった相談や造園業の職人で親方の元から独立したいといった相談など、その業界独自の規制や習慣などが関わってくるものも多く、その都度苦労して調査したことを思い出します。
その点、この「独立・開業 業種別解説事典」は、開業という視点から編纂されているので、開業相談は多いのに他の業種事典では取り上げられていないような業種まで掲載されているじゃないですか。それに、初回の相談でまず頭に入れておくべき業界情報としては、ほどよい情報量ではないかと思います。重宝しそうだなあ。今後は、この事典を大いに利用させてもらいます。
中小企業診断士 島 秀樹
公的創業支援機関勤務 T.O様
本書「独立・開業」業種別解説事典は創業を考えている方々を支援する者にとって、まさに「事典」の名に恥じない内容になっています。
類似する本としては、東京都商工指導所が小冊子を1970年代に発行していた記憶がありますが、それ以降お目にかかることはありませんでした。
本書では、開業相談の業種の多様化が進んでいる中で、実務においてもよく相談を受ける業種50に絞り込んでいます。
業界の特徴、動向から経営のポイント、独立開業に向けて必要な経験・技能等がシンプルにわかりやすく記載されています。
特に、開業計画書の着眼点と、財務シミュレーションは創業融資を受ける際の計画策定にかなり役立つ内容となっています。
経営革新等支援機関認定を受けた士業や団体の方は、「パン屋さんを開業したい」という相談者の訪問を突然受ける可能性があります。
その際に、専門知識が無いからといってお断りするようでは、支援機関として機能しません。
本書をフルに活用すれば、関与未経験の業種であっても即座に的確なアドバイスを与えることができるので、支援機関必携の一冊と言えるでしょう。
地方銀行勤務 Y.K様
少子高齢化進展に伴う事業承継者不足、市場成熟に伴う低成長経済の持続等に起因し、開業率低下と廃業率増加はワンセットのトレンドとして定着しています。しかし、このトレンドの中で見逃せないのは、独立開業希望者が増加トレンドにある昨今の現実です。これは、とりも直さず、独立開業を目指しながら、あるいは独立開業を準備しながら開業に至らない層が増加していることを如実に示しています。
本書は、こうした創業モラトリアム層に対して、独立開業に成功するための的確かつ実践的な示唆を数多く与える質の高い良著と言えます。
その理由は以下の3つです。
①本書の主な章立てが、業界の歴史と内容、業界トレンド、経営のポイント、独立開業に向けた準備とノウハウに大別されており、独立開業希望者に対し創業ステージに応じたアクションプランを想起させやすい。
②経営のポイントと独立開業に向けた準備の中に著者の実践的かつ豊富なコンサル経験に裏打ちされた独立開業のノウハウとヒントが数多く詰まっている。
③CVSの独立開業希望者に体力強化策の考案と実践をワンポイントとしてアドバイスする等、所謂学術的独立開業ノウハウではなく、独立開業を真に成功に導ため為に何が最も必要かにフォーカスしている。
市場のセグメント分析、マーチャンダイジング、顧客アプローチの方法、営業強化策等につき網羅的、体系的に記述したノウハウ本は比較的多いものの、本書のように顧客環境適合と差別化を軸に独立開業の手引書として業種別に整理した書籍等は少ないと感じます。本書の読者は、自身の独立開業希望業種だけでなく、本書全体を熟読することで、独立開業に必要な事務のフローをマスターすることに加え、独立開業後にもっとも必要な固定客づくりのエッセンス(差別化の基本と核心)を疑似体験できるはずです。
本書で、触れられている50業種は、いずれも少人数を基本として独立開業する業種です。したがって、独立開業希望者の個性、経験、価値観を含む人格と信念全てが問われるからこそ、独立開業を希望する者は増え続けていると言えます。
本書の中には、「積極的に自分の足で稼ぐ方法を考え、実行することが大切」(洋菓子店)、「目先の売上だけにこだわらず、地道な活動から安定した収益を確保したい」(不動産代理業)、「営業に苦手意識を持つ業者が多いことを逆手に取ることで、顧客開拓を進めたい」(造園業)といった著者自身の価値観や信念が散りばめられています。独立開業を目指す者の信念の具現化を、著者自身の信念で後押しする姿勢が明確なのも本書の特徴の一つと言えます。
独立開業をしっかり下支えすることは、今や国のミッションにもなろうとしています。独立開業支援者と独立開業準備者には、ぜひ本書を主体的に活用することで、希望と準備のステージから開業者のステージへとサポートしたり、進んでほしいと思います。本書だけに留まらず、可能であれば著者の実践的コンサルを伴走車として加えることでより独立開業への夢が現実に近づくことも申し添えておきます。
税理士 永井 格様
「未知の業界の顧客から相談を受けたとき、頼りになる最良のパートナー」…この本の特色を言えば、この一言に尽きると思います。
税理士業を始めて19年になりますが、会計・税務のプロを自認していても、関与先の事業の実態を知ることは存外難しいものです。
かけ出しの頃、渋谷センター街で開店したばかりの回転寿司店に関与したことがありました。客として回転寿司店に入ったことはあるものの、財務を預かるとなると話は別でした。経験の少なさもあって試行錯誤を繰り返しながら関与を続けていましたが、渋谷センター街という激戦区で、その回転寿司店は近隣の大手チェーンとの競争に敗れ、程なく店を閉じました。
「マグロを薄く切る」という<コストダウン=品質の低下>に陥った結果、客離れを起こしたのです。
「定番、人気メニューであるマグロの取り扱いは重要である。とくに寿司専門店の場合には、マグロの質が店全体の評価を左右することもある…。」「大手の価格競争に巻き込まれないようにする必要がある…。『時には、少々高くても』のニーズに応じた価格設定をしたい。低価格路線に入ると、『原材料の質を落して』となり、評価、評判を失ってしまう…。」(114ページ)
今から思えば、正に金言です。当時、この本に出会っていれば私の対応もまた違ったものになっていたのでは…。
話を戻しますが、私たち士業を営む者が新規の顧客から相談を受けるとき、顧客の立場からすると、こちらがその顧客の業界にどの程度精通しているかを見極めようとするものです。
私たちが東南アジアを旅行するとき、東南アジアを専門に取り扱っている旅行社を選ぶ傾向があるように、顧客もまた自分が属する業界に通じた士業を求めています。
とはいえ、特定業種に特化している人は別として、多くの業種の実態を幅広く知る機会は私たちには限られています。
これからの起業家の「独立・開業」をサポートしていこうとしている税理士はじめ士業の皆様にとって、この事典は様々な業種を知るための貴重な材料であるばかりでなく、経営者と深く、良い関係を築いていくための最良のパートナーとなることを確信しています。
永井 格税理士事務所 代表 永井 格
行政書士 武下 未麻様
新居先生とは、資金調達勉強会でご一緒させていただいております。
私のような若輩者にも気軽にお声をがけくださり、大いに励ましていただき感謝しております。また、新居先生の豊富なご経験談を楽しくお伺いしていると、
「やはり独立開業は素敵だなあ!私も頑張ろう!」
と、いつも元気をいただいております。
さて、新居先生の『「独立・開業」業種別解説事典』について。
独立・開業を支援する行政書士として、ご相談いただく業種について事前調査は欠かせませんが、業歴の浅い私にとって効率的に、かつ要領を得た調査は難しいもの。そんな私に、この事典は大変心強い味方です!
これだけの業種について、これだけコンパクトに要点がまとまっている文献は類をみないのではないでしょうか?
さらに、単なるデータバンクではなく、経営コンサルタントとして第一線でご活躍されてきた新居先生の、各業界に対する分析、洞察までを拝受できるので、大変有難いです。
私の密かなバイブルとして、大いに活用させていただきます!!
アイリス行政書士事務所 武下 未麻
新居 智臣(にい ともおみ)
新居(にい)中小企業診断士事務所開設以来12年にわたり、地方公共団体の資金調達相談員、制度融資、審査担当、フォローなどで創業、開業に関わるととも、個別の創業、起業に関する相談、アドバイスを含め数百件以上の創業、開業に関与する。いろいろな業種における開業サポートを柔軟に行うコンサルタントとして定評がある。著書「独立開業の仕組みが1週間でわかる本」共著、ダイヤモンド社。
*身近な創業、独立を基本にして50業種を選びました。
また、療術業などでは、接骨院、あんま・マッサージ師と一つの業界の中に複数の業種を入れる工夫もしています。したがたって、実際の活用時には50業種より多くの業種に対応出来るようになっています。
本事典は、各業種別にすべて6ページ(全50業種、総ページ数319ページ)、内容を8つのカテゴリーに分けて構成しています。
各業種ごとの構成は、1.特色、2.業界の動向、3.市場等の動き、4.経営のポイント、5.独立・開業に向けて、6.ワンポイントアドバイス、7.業界団体のURL、8.財務シミュレーションと8つの視点から、業種に関するいろいろ情報を載せ、解説しています。
業界の動向や市場などの動きにおいては、すべて公的機関の調査データもしくは業界団体の調査データを使用することで、最も精度の高い情報を提供しています。
また、財務シミュレーションについても、公的調査に基づく、経営・原価指標を土台に、資金計画例や収支例を作成しています。
(1)業界の沿革と特徴、(2)業務の内容、(3)顧客の3つに内容を分けて説明しています。
(1)の業界の沿革と特徴では、業界の歴史・背景から業界の盛衰から、最近の傾向などを説明しています。
(2)の業務の内容では、仕入れや販売の現場についての説明に加えて、付随する業務を取り上げています。
(3)の顧客では、顧客ニーズそのものに加えて、対象顧客の層別説明をしています。
例えば、ペットショップであれば、(1)では、ペット産業の歴史から生体を販売することによる事業特性、(2)では、流通の仕組みや付加サービスなど、(3)では消費者ニーズの現状や対象ペットの変化について、説明しています。
公的機関もしくは業界団体の調査データを元にグラフを作成し、業界の動向を視覚化するとともに、現状だけでなく、変化の動き方などの視点から、文章で状況を説明しています。
例えば、ネットショップでは、年間売上高別事業所数をグラフ化して、業界の実情を説明しています。
業界の動向と同様に、公的機関もしくは業界団体の調査データを元にグラフを作成し、業界の動向を視覚化するとともに、現状及び変化の様子に加えて競合の動きなども文章で状況を説明しています。
例えば、リサイクルショップでは、中古小売業の年間商品販売額の推移をグラフ化し、販売額の増加の原因として中古品の使用への抵抗感の薄まりなどを挙げ、説明しています。
各業界・業種の特性に応じて3つの視点から、現状において求められる経営上の課題に対する対応策や解決策を提示しています。一般論から一歩踏み込んだ形で、起業の相談時だけでなく、既存顧客にもアドバイスできる内容となっています。
例えば、カフェ・喫茶では、「食事メニューの強化」「時間消費の仕方を提案する」「口コミを重視する」の3つの切り口で、収益の向上に向けた施策を提案しています。
(1)経験・技能・技術等、(2)開業計画書の着眼点、(3)法律・規制の3つの項目について説明しています。
(1)の経験・技能・技術等では、その業界、業種で独立するにあたり、必要な能力や経験を取り上げ、現実的な目線で相談者と話ができるようにしています。また、法的など側面にも触れ、法律によって必要資金の定められているようなケースを挙げています。フランチャイズでの開業も視野に入れている業種もあり、多様な角度から独立に必要な事柄等を説明しています。
(2)の開業計画書の着眼点では、開業計画を策定する場合に求められる、重要項目について説明しています。顧客獲得・売上・仕入れ、さらに財務計画の基本的な視点などを取り上げています。
(3)の法律・規制では、業界ごとに国や条約により定めれられている法律を取り上げるとともに、地方公共団体独自の対応についても触れています。
例えば、労働者派遣業では、労働者派遣の実務経験の必要性、開業時に一定の顧客と派遣労働者を確保していることの必要性を述べ、開業計画書では、資産条件など法律に基づく部分や法改正が頻繁なところに業種特性がある点などを記載しています。
経営のポイントでは、現状改善や業種内でよく見られる状況をベースに指摘事項を挙げ、アドバイスできる内容にしていますが、ワンポイントアドバイスでは、挑戦的に新たな着想から売上増、収益アップに向けたアドバイス事項を挙げ、具体的に説明しています。第三者として目新しい見方で、創業、起業家の思考の枠組みを広げる提案ができるような内容となっています。
例えば、工務店では、建物以外の家具修理や家電修理などのサービスを通じて、業務範囲を広げることで、地域密着度を高め、リフォームや再築の需要を獲得する提案をしています。
資金計画例と収支例を、国の調査情報を基盤にして作成してあります。開業計画書や資金調達時に参考となるような形で、財務の基本である資金と収支に焦点を合わせて、記載しています。
例えば、旅行業では、資金計画例において、設備資金として旅行業協会分担金、旅行業登録、協会加盟金、事務所内装費などを挙げ、運転資金として従業員給与や家賃等を記載しています。収支例では、パッケージ受託額販売、手配旅行に売上構成を分け売上を算出し、売上原価・費用とともに、営業利益まで算出しています。
業界の歴史や業務の流れ、さらに公的機関を中心として業界動向、市場環境、加えて法律に関する情報を提供していることから、創業、独立希望者の方と面談する前に、ヒアリングすべき事柄を整理して準備しておくことができます。
「経営のポイント」や「ワンポイントアドバイス(繁盛への新たな視点)」を活用することで、創業、独立希望者の方々に対して、個性のあるワンランク上の創業、開業計画づくりをサポートすることができます。
日本政策金融公庫や制度融資を活用する際に、指摘されやすい部分を「開業計画の着眼点」から拾い出すことができるため、創業融資の面談に向けた取り組みをサポートできます。
同様の書籍においては、ほとんどが経営指標で財務面をカバーしています。しかし、経営指標では、実際の収支計画や資金計画のアドバイスはできません。本事典の実数をベースにすれば、よりぐ多的な収支や資金についてのアドバイスが可能となります。
アフターフォロー(ご購入後6ヶ月間、メールや電話で相談をお受けします)を活用することで、50業種以外についても問い合わせが可能であると同時に、取り扱っている業種そのものに関する情報をさらに深めたり確かめたりすることができます。
配送版は上記のような形で、全319ページを印刷したものをバインダー綴じしてお届けします。
価格 ダウンロード版 34,800円(税込)
配送版 製本配送料 3,000円を加えて 37,800円(税込)
配送版をご希望の場合にはA4紙に印刷、バインダー綴じしたスタイルでお届けします。
(その場合でも、PDFファイルのダウンロードは可能です。)
1業種あたりにすると約700円。6ページの内容をサンプルで確認ください!
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